講習会、パトロール、競技会などを経験し、キャリアを積んでいく と、だんだんライフセービングが面白くなる。そして、さらに高度
な技術や知識を身につけたぐなるかもしれない。ベーシック・サー フ・ライフセーバーの先には、特殊な技術を教える講習会や指導者
を養成する資格もある。取りたい資格だけ取ってもいいし、すべて の資格を制覇したくなるかもしれない。スーパーライフセーバー街
道をまっしぐらに、極めてみてはどうだろう。
●アドバンス・サーフ・ライフセーバー
海岸で救助活動をする際に必要な、より高度な技術を習得する。 ベーシック取得が受講条件になっており、救助のスペシャリスト養 成を目的にした資格。講習時間は7時間X4日で28時間。救助技術・
事故想定トレーニングのほか、ビーチマネージメントやマリンス ポーツの知識など、広い分野を学ぶことができる。
●IRBクルー、IRBドライバー
IRBとは、船外機付き救助用ゴムボートのこと。迅速で確実な 救助手段として利用されている。IRBクルー講習会とIRBドラ イバー講習会は、それぞれ7時間X2日のコースとなっている。ク
ルー講習会では、船体や船外機の組み立てといったメンテナンスや クルーワーク・トレーニングなど、クルーマンとしてドライバーを
サポートするための技術や知識を学ぶ。ドライバーは、クルー資格 及び四級小型船舶操縦士免許の取得が受講条件だ。講習では、 IRB操縦法やIRB救助法など、IRB救助に必要な専門知識を
身につける。
●ライフセービング・マスター
マスターは、ライフセービングの指導者資格の出発点ともいえる資 格である。マスタ−の講習を受けて資格を取得すると、講習会の運
営補助をすることができる。
●アシスタント・インストラクター
マスターを取得したら、海での指導を中心に行うサーフ・ライフ セービング、プールでの指導を中心に行うウオーター・ライフセー ビング、IRBの3つの中から専門分野を選ぶ。それぞれのアシス
タント講習会で、指導法や講習会運営法などを実技と学科で学ぶ。 資格を取得すると、講習会での基礎的・実践的指導とデモンスト レーションを担当することができる。
●インストラクター
サーフ、ウオーター、IRBのインストラクター講習会では「救急 医学概論」「運動生理学」など共通の受講科目が6科目あり、2時
間ずつ受講する。そのほかに、各分野の専門科目を学んだあと、試 験を受ける。ペーパーテスト、指導実習、面接、口頭試問をクリア
すると、資格が与えられる。インストラクターは、講習会の企画、 運営を担当することができる。
●イクザミナー
指導者の中でもトップに位置する資格がイグザミナーだ。イグザミ ナーは、資格認定講習会で実施される検定を行う検定官の役割を担
う。同時に、指導員を養成するという重要な仕事も任されている。 イグザミナーには、ライフセーバーとしてだけでなく、指導者の トップとしてさまざまな資質や経験を求められるため、現在日本で
も数名しかいない。